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住宅ローン返済計画、みんなはどうしてる? 実例と成功のコツを紹介!

公開日:2025/03/06(木) 更新日:2025/03/06(木) お金(資金計画・住宅ローン)

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足利市の工務店、福富住宅の
「ママ建築士」&「住宅ローンアドバイザー」の
春山です。

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今回は、「住宅ローンの返済計画」について
ご紹介します!

 

 

 

目 次

1. 住宅ローンの基本知識

2. 住宅ローンの返済計画の立て方

3. Case別 返済計画の実例

4. 住宅ローン返済をスムーズにするコツ

5. まとめ

6. 用語解説

7. イベント情報

 

 

 

1. 住宅ローンの基本知識

基本イメージ画像

 

住宅ローンは金融機関から借り入れを行い、住宅購入資金を賄うためのローンです。
住宅ローンを選ぶ際には、金利タイプが重要なポイントになります。
主に以下の3種類の金利タイプがあります。

 

1-1. 固定金利型

固定金利型とは、借入時に設定された金利が完済まで変わらないタイプの住宅ローンです。
主な特徴は以下の通りです。

|メリット
 ❒ 返済額が一定なので家計管理がしやすい
 ❒ 金利上昇のリスクを回避できる

|デメリット
 ❒ 変動金利型より金利が高めに設定されてい
  ることが多い
 ❒ 市場金利が下がっても影響を受けず、支払
  いが変わらない

|向いている人
 ❒ 収入が安定しており、長期的な計画を立て
   たい人
 ❒ 変動金利のリスクを避けたい人

 

1-2. 変動金利型

変動金利型は、市場の金利に応じて半年ごとに金利が見直されるタイプです。
以下のような特徴があります。

|メリット
 ❒ 一般的に固定金利よ型よりも金利が低く
   設定されている
 ❒ 金利が下がった場合、返済額が少なくな
   る場合がある

|デメリット
 ❒ 金利が上昇すると、返済額が増えるリス
   クがある
 ❒ 返済計画が不安定になりやすい

|向いている人
 ❒ 短期間での返済を予定している人
 ❒ 市場金利の動向をチェックし、柔軟に対
   応できる人

 

1-3. ミックスローン(固定+変動)

ミックスローンとは、固定金利型と変動金利型を組み合わせた住宅ローンのことです。

|メリット
 ❒ 変動金利の低金利の恩恵を受けつつ、固
   定金利の安定感も確保できる
 ❒ 金利リスクを分散できる

|デメリット
 ❒ 借入れ時に返済計画を慎重に考える必要
   がある
 ❒ 固定と変動の割合を決めるのが難しい

|向いている人
 ❒ 安定性と低金利のメリットを両方活かし
   たい人
 ❒ 将来的に収入の増加が見込めるが、金利上
   昇のリスクも考慮したい人

 

1-4. どの金利を選ぶべきか?

どの金利タイプが適しているかは、個人のライフスタイルや収入状況、将来の計画によります。

❒ 安定した返済計画を立てたいなら、
  固定金利型
❒ 低金利での借入れを活かしつつリスクを取れ
  るなら、変動金利型
❒ バランスを取りながらリスク分散したいな
  ら、ミックスローン(固定+変動)

住宅ローンを選ぶ際は、金利だけでなく返済期間やライフプランも総合的に考えることが重要です。

 

 

 

2. 住宅ローンの
返済計画の立て方

 

|返済計画とは

住宅ローンの返済計画とは、借入額、金利、返済期間などを考慮し、無理なく支払いを続けていくための資金計画のことを指します。

適切な返済計画を立てることで、家計に負担をかけずにローンを完済できる可能性が高まります。

計画を立てる際には、頭金の準備や将来のライフイベントも考慮することが重要です。

住宅ローンの返済計画を立てる際には、以下のようなポイントを考慮すると良いでしょう。

 

❒ 頭金を用意する
 ▫一般的に、物件価格の10~20%程度を頭
  金として準備すると、借入額が減り、総返
  済額を抑えることができます。
 ▫頭金なしで借りることも可能ですが、その
  分利息負担が大きくなる可能性がありま
  す。

❒ 毎月の返済額を無理なく設定する
 ▫一般的には、月収の25%〜30%以内に抑
  えるのが望ましいと言われています。

❒ ボーナス払いを含めるかどうか
 ▫収入に波がある場合は、ボーナス払いを利
  用するケースもありますが、ボーナスが減
  少するリスクを考慮する必要があります。

❒ 繰上げ返済の活用
 ▫余裕があるときに繰上げ返済を行うこと
  で、利息の負担を軽減できる可能性があり
  ます。
 ▫期間短縮と月々の支払いを軽減する2種類
  があります。

❒ 将来のライフイベントを考慮する
 ▫結婚、出産、教育費など、今後の支出増加
  を見越した計画を立てることが大切です。

❒ ファイナンシャルプランナー(FP)に相談
 する

 ▫専門家に相談することで、収入や支出のバ
  ランスを考慮した最適な返済計画を立てる
  ことができます。
 ▫住宅ローンだけでなく、老後資金や保険な
  ども含めた総合的な資金計画を検討できま
  す。

住宅ローンの返済計画を立てることは、長期にわたる安定した生活を送るために重要です。

頭金の準備や毎月の返済額の設定、ボーナス払いの有無などを慎重に検討することで、無理のないローン返済が可能になります。

また、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談することで、より的確な資金計画を立てることができるでしょう。
将来のライフイベントを考慮しながら、自分に合った返済計画をしっかりと作成することが大切です。

 

 

 

3. Case別 返済計画の実例

実例イメージ画像

 

住宅ローンの返済計画は、家計の状況やライフステージによって大きく異なります。
ここでは、実際に住宅ローンを組んだ人々の事例を紹介し、それぞれの返済戦略や工夫について詳しく見ていきます。
自分の状況に合った参考例を探して、無理のない返済プランを立てるヒントにしてください。

 

|Case① 共働き夫婦
夫婦イメージ画像

共働きの夫婦が住宅ローンを組む際、双方の収入をどのように活用するかが大きなポイントとなります。
特に、家計に無理のない範囲での返済額設定や、将来的なライフイベントを見据えた計画が重要です。

|プロフィール
▫夫:38歳 会社員(年収600万円)
▫妻:35歳 パート勤務(年収150万円)
▫総額(土地・建物・諸費用の合計):
 4,500万円

|返済計画とポイント解説
共働き夫婦の場合、収入が2つあることで返済計画の柔軟性が高まります。
夫婦間での負担割合を明確にし、無理のない範囲で分担することが重要です。

❒ 借入金:4,000万円
 ▫35年ローン、固定金利1.2%

❒ 頭金:500万円
▫頭金を用意し、借入額を抑制。
▫借入額を減らすことで、総支払額の軽減に繋がる。

❒ 毎月の返済額:約12万円
 ▫夫の収入から9万円、妻の収入から3万円を
  負担。
 ▫世帯年収750万円に対し、年間返済額144
  万円(約19.2%)。
 ▫一般的に住宅ローンの年間返済額は世帯年
  収の25〜30%以内が理想とされるため、
  適正範囲内。

❒ 繰上げ返済の計画
 ▫教育費の負担を考慮し、繰上げ返済は子ど
  もの卒業後に本格化を検討。
 ▫収入増加時に計画的に実施し、総支払額を
  削減。

❒ 住宅ローン控除の活用
 ▫住宅ローン控除を最大限活用し節税効果を
 得ながら、FPさんと相談して計画的に資産
 を形成。

❒ 安定した返済計画
 ▫ボーナス払いは使わず、安定した返済を重
  視。
 ▫生活費とのバランスを考慮し、毎月の貯蓄
  額も一定確保。

共働き夫婦の場合、収入が2つあることで返済計画の柔軟性が高まります。
夫婦間で負担割合を明確にし、無理のない範囲で分担することが重要です。

さらに、将来的な収入の変化(育児休業、転職など)を見据え、繰り上げ返済のタイミングや貯蓄計画を立てることで、安定した住宅ローン返済が可能になります。

 

|Case② 単身者

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単身者が住宅ローンを組む際は、共働き世帯とは異なり、収入源が一つであることを考慮した慎重な返済計画が求められます。
収入や生活費のバランスを考え、無理なく返済を続けられるような計画を立てることが大切です。

|プロフィール
 ▫35歳 会社員(年収500万円)
 ▫総額(土地・建物・諸費用の合計):
  3,500万円

|返済計画とポイント解説
単身者は収入の変動や将来的なライフイベント(転職、結婚など)に対応できるよう、柔軟な返済計画を立てることが重要です。
また、頭金を用意することで月々の負担を軽減し、貯蓄とのバランスを取りながら資産形成を進めることが望ましいでしょう。

❒ 借入金:3,200万円
 ▫30年ローン、変動金利0.6%

 

<単身者に変動金利がオススメな理由>
単身者には変動金利が適しているケースが多いとされています。その理由として以下の点が挙げられます。

❒ 金利が低いため、月々の支払い負担を軽減できる
 ▫変動金利は固定金利に比べて低い金利が設
  定されることが多く、毎月の支払額を抑え
  られる。

❒ 短期間での繰上げ返済を予定しやすい
 ▫収入の増加やライフスタイルの変化に合わ
  せて、短期間で繰上げ返済を行うことで、
  金利上昇リスクを抑えつつ、総支払額を減
  らすことが可能。

❒ 借り換えの選択肢を持ちやすい
 ▫金利が上昇した場合、固定金利やより条件
  の良いローンへの借り換えを検討しやす
  い。

 

❒ 頭金:300万円
 ▫頭金を用意し、借入額を抑制。
 ▫借入額を減らすことで、総支払額の軽減に
  繋がる。

❒ 毎月の返済額:約10.5万円
 ▫年間返済額126万円(世帯年収500万円に
  対し約25.2%)。
 ▫一般的に住宅ローンの年間返済額は年収の
  25〜30%以内が理想とされるため、適正
  範囲内。

❒ 繰上げ返済の計画
 ▫繰上げ返済は、収入に余裕が出たタイミン
  グで計画的に実施。
 ▫住宅ローン控除の期間中は、繰上げ返済の
  タイミングを慎重に検討し、控除のメリッ
  トを最大限活用。

❒ 住宅ローン控除の活用
 ▫住宅ローン控除を活用し、税負担を軽減し
 ながら計画的に返済。

❒ 安定した返済計画
 ▫ボーナス払いは利用せず、毎月の安定した
  返済を優先。
 ▫生活費とのバランスを考慮し、貯蓄も確
  保。

一人での返済となるため、急な収入減少に備えた貯蓄計画が特に重要です。
ローン返済と貯蓄のバランスを取りながら、無理のない返済計画を立てることが大切です。

 

Case③ 共働き子育て世帯

家族イメージ画像

子育て世帯の場合、住宅ローンの返済と同時に教育費や生活費の増加も考慮しながら計画を立てることが求められます。
将来的な支出を見越して、無理のない返済計画を作ることが重要です。

|プロフィール
 ▫夫:35歳 会社員(年収550万円)
 ▫妻:35歳 会社員(年収300万円)
 ▫子ども:2人(3歳・6歳)
 ▫総額(土地・建物・諸費用の合計):
  4,700万円

|返済計画とポイント解説
子育て世帯の場合、教育費や習い事などの支出が増えるため、住宅ローンの返済負担が家計を圧迫しないようにすることが大切です。
固定金利を選択することで、安定した支払い計画を立てやすくなります。
また、頭金をしっかりと用意することで借入額を抑え、毎月の負担を軽減することが可能です。

❒ 借入額:4,200万円
 ▫35年ローン、固定金利1.0%

❒ 頭金:500万円
 ▫頭金を用意し、借入額を抑制。
 ▫借入額を減らすことで、総支払額の軽減に
  繋がる。

❒ 毎月の返済額:約13万円
 ▫夫の収入から8万円、妻の収入から5万円を
  負担。
 ▫世帯年収850万円に対し、年間返済額156
  万円(約18.4%)。
 ▫教育費の増加を考慮し、将来的な収支バラ
  ンスを計画。

❒ 繰上げ返済の計画
 ▫教育費の負担を考慮し、繰上げ返済は子ど
  もが小学校を卒業する頃から開始。
 ▫一部ボーナス払いを活用しながら、家計の 
  安定を確保。

❒ 住宅ローン控除の活用
 ▫住宅ローン控除を活用し、税負担を軽減し
  ながら計画的に返済。

❒ 安定した返済計画
 ▫固定金利を選択し、毎月の支払額を一定
 に。
 ▫生活費の変動を考慮し、一部ボーナス払い
  を活用。
 ▫妻の収入も活用しながら安定した返済を目
  指す。

将来的な教育費の増加を見越し、貯蓄とローン返済のバランスを考えながら計画的に進めることが重要です。
固定金利を選択することで、毎月の返済額を一定に保ち、家計管理をしやすくすることができます。
妻も会社員として収入を得ているため、夫婦で収入を分担しながら安定した返済を行うことができます。
一部ボーナス払いを活用することで、月々の支払い負担を軽減しつつ、繰り上げ返済の余地を持たせることもポイントです。

自分の状況に合った参考例を探して、無理のない返済プランを立てるヒントにしてください。

 

 

4. 住宅ローン返済を
スムーズにするコツ

コツイメージ画像

 

住宅ローンを計画的に返済するためには、いくつかの工夫が必要です。
無理のない返済計画を維持し、家計への負担を軽減するためのポイントを紹介します。

 

 4-1. 補助金を活用する

住宅ローンの返済負担を軽減するために、国や自治体の補助金を活用することも有効です。
特に、「GX志向型住宅補助金」を利用すると、高性能住宅の建設をサポートする補助金を受けることができます。

福富住宅の住宅であれば、追加費用が掛からずに160万円の補助金を受けられます。

 

|GX志向型住宅補助金とは?
GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅補助金は、省エネルギー性能の向上やCO₂排出削減を目的とした高性能住宅の普及を促進するための支援制度です。
一定の基準を満たす住宅を新築する場合、以下の補助金を受け取ることができます。

 

「GX志向型住宅」補助金についても
ご紹介しています。
こちらもご一読ください。
GX志向型住宅とは?

 

4-2. 家計の見直しを定期的に行う

住宅ローンは長期間にわたるため、ライフステージや収入の変化に応じて家計を見直すことが大切です。

❒ 固定費(通信費、保険、サブスクリプション
  など)を見直し、節約できる部分を削減す
  る。
❒ 収支のバランスを確認し、毎月の貯蓄額を
  確保する。
❒ 教育費や老後資金など、将来の支出を考慮し
  た資金計画を立てる。

 

4-3. 繰り上げ返済を効果的に活用する

繰上げ返済を活用することで、利息負担を軽減し、ローンの総支払額を抑えることができます。
ただし、繰上げ返済に伴う手数料や金融機関のルールを事前に確認しておくことが重要です。

❒ 余裕資金ができた際に一部繰上げ返済を行
  い、利息の軽減を図る。
❒ 繰上げ返済を行う場合は、毎月の生活費や
  急な出費に備え、十分な手元資金を確保し
  ておく。
❒ 住宅ローン控除の期間が終了した後に、ま
  とまった金額を繰上げ返済することで効果
  的にローンを減らせる。
❒ 一部の金融機関では、繰上げ返済に対して
  手数料が発生する場合があるため、契約時
  に確認しておく。
❒ インターネット経由での繰上げ返済が可能
  な場合は、手数料がかからないケースもあ
  るので、活用を検討する。

 

4-4. 住宅ローン減税を活用する

住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)は、住宅ローンを利用して住宅を購入した際に、一定の条件を満たすことで所得税や住民税の軽減が受けられる制度です。

この制度を利用することで、住宅ローンの返済負担を抑えることができます。

 

|住宅ローン減税の基本

❒ 借入限度額:
 新築住宅の場合、最大4,000万円
 (長期優良住宅等は最大5,000万円)

❒ 毎年の住宅ローン残高の0.7%(上限あり)
  が所得税から控除される。

❒ 控除期間は最長13年
  (適用条件により異なる)。

❒ 所得税から控除しきれなかった分は、一部
  住民税からも控除可能。

❒ 新築・中古住宅の条件によって適用範囲が
  異なるため、事前に確認が必要。

 

|住宅ローン減税を最大限活用するための
 ポイント

❒ 確定申告を忘れずに行う
 ▫住宅ローン減税の適用を受けるためには、
  初年度に確定申告が必要。
 ▫2年目以降は会社員の場合、年末調整で手
  続き可能。

❒ 繰上げ返済のタイミングを調整する
 ▫減税期間中は住宅ローン残高が控除額に
  影響するため、急いで繰上げ返済をするよ
  りも、減税期間が終了した後にまとめて返
  済することも選択肢となる。

❒ 適用条件を確認する
 ▫住宅の床面積、築年数、ローンの種類な
  ど、減税を受けるための要件を事前に確
  認。

 

住宅ローン減税は、住宅ローンを利用する多くの人にとって大きなメリットとなる制度です。

適用条件をしっかりと確認し、最大限に活用することで、返済負担の軽減につながります。

また、繰上げ返済のタイミングを工夫することで、より効果的に節税と返済計画を両立することが可能です。

自分のライフプランに合わせた活用方法を検討し、無理のない住宅ローン返済を進めていきましょう。

 

4-5. 住宅ローンの借り換えの検討をする

住宅ローンの借り換えは、現在のローンよりも低い金利のローンに変更することで、返済総額を減らす手段の一つです。
特に、金利が下がったタイミングや、現在のローンの金利が高い場合に有効な選択肢となります。

|住宅ローン借り換えのメリット

❒ 返済総額の削減
 ▫低金利のローンに借り換えることで、利息
  負担を軽減できる。

❒ 月々の返済額の軽減
 ▫金利が下がることで、毎月の返済額を抑え
  られ、家計に余裕が生まれる。

❒ 固定金利への変更
 ▫変動金利から固定金利へ変更することで、
  将来の金利上昇リスクを回避できる。

|借り換えを検討するタイミング

❒ 現在の金利が借りたときよりも大幅に下が
 っている場合

❒ 残りの返済期間が10年以上ある場合

❒ 借入額が1,000万円以上ある場合

❒ 借り換えにかかる諸費用を差し引いてもメ
  リットがある場合

|借り換え時の注意点

❒ 諸費用の確認
 ▫借り換えには手数料や保証料、登記費用な
  どがかかるため、総合的にコストを計算す
  る。

❒ 金利タイプの選択
 ▫固定金利と変動金利のどちらが適している
  か、将来のライフプランを考慮する。

❒ 審査に通るかの確認
 ▫借り換えには再度審査が必要となるため、
  収入状況や信用情報を事前にチェックして
  おく。

住宅ローンの借り換えを上手に活用することで、総返済額を減らし、家計の負担を軽減することが可能です。
自身のライフプランや金利の状況を見極めながら、最適なタイミングで借り換えを検討しましょう。

 

4-6. 緊急時に備えた貯蓄を確保する

突然の収入減少や予期せぬ支出に備えて、一定額の貯蓄を確保することが重要です。
具体的に想定される緊急時の例として、以下のような状況があります。

|緊急時の例

❒ 病気やケガによる一時的な収入減少
 ▫長期入院や療養が必要になった場合、収入
  が減少する可能性がある。
 ▫健康保険や傷病手当金を活用しつつ、生活
  費を賄える貯蓄が必要。

❒ 失業や転職による収入減少
 ▫予期せぬリストラや転職による収入の一時
  的な減少に備え、生活費の6カ月分以上の
  貯蓄を確保しておくと安心。

❒ 住宅設備の急な修理費用
 ▫給湯器の故障や屋根の修繕など、突然の住
  宅関連費用に対応するための資金が必要。

❒ 家族の介護や看護による支出増加
 ▫親の介護費用や、遠方への通院費などが発
  生する可能性がある。

❒ 災害による予期せぬ出費
 ▫地震や台風などの自然災害による修繕費や
  仮住まい費用に備える。

|貯蓄を確保するポイント

❒ 生活費の6カ月分程度の貯蓄を目標にする。

❒ 緊急時のための専用口座を設け、使い込みを
 防ぐ。

❒ 投資や資産運用を検討する際も、安全資産 
 を一定割合確保する。

|高耐震・高性能住宅を建てることも、
 緊急時の備えになります。

地震や台風などの自然災害に備え、耐震性や耐久性の高い住宅を選ぶことで、修繕費用のリスクを軽減できます。
断熱性能の高い住宅は、災害時の停電や寒波などの影響を最小限に抑え、住環境を維持しやすいメリットがあります。長期的に住宅の維持管理コストを抑えられ、結果的に家計の負担軽減を期待できます。

 

 

 

5. まとめ

まとめイメージ画像

 

住宅ローンの返済計画を立てることは、長期にわたる生活の安定に直結します。
無理のない返済計画を作ることで、家計の負担を抑え、将来的なリスクに備えることができます。
本記事では、住宅ローンの基本知識や返済計画の立て方、実際の返済事例、返済をスムーズに進めるコツについて詳しく解説しました。

 

|住宅ローン返済で大切なポイント

❒ 補助金の活用
 ▫GX志向型住宅補助金などの制度を活用
  し、住宅購入時のコストを抑える。
 ▫高性能住宅の建築費用を補助金で賄い、住
  宅ローンの借入額を減らす。
 ▫補助金を活用することで、断熱性能の高い
  省エネ住宅を手に入れ、長期的なランニン
  グコストを削減。

❒ 自分に合った金利タイプを選ぶ
 ▫固定金利型: 返済額が一定で計画を立てや
  すいが、変動金利より金利が高め。
 ▫変動金利型: 金利が低めで月々の支払い負
  担が少ないが、将来的に金利が上昇する可
  能性がある。
 ▫ミックスローン: 固定と変動の両方を組み
  合わせ、リスク分散が可能。

❒ 頭金や繰上げ返済の活用
 ▫頭金を用意することで、借入額を減らし、
  利息負担を軽減。
 ▫繰上げ返済を計画的に行い、総返済額を抑
  える。
 ▫繰上げ返済のタイミングを見極め、住宅ロ
  ーン控除のメリットも考慮する。

❒ 住宅ローン減税などの制度をフル活用する
 ▫住宅ローン控除を活用し、税負担を軽減し
  ながら計画的に返済する。
 ▫確定申告や年末調整を適切に行い、控除を
  最大限に活用。
 ▫減税期間中の繰上げ返済の判断を慎重に行
  う。

❒ 緊急時の備えを確保する
 ▫生活費の6カ月分程度の貯蓄を持ち、突発
  的な出費や収入減に対応できるよう準備す
  る。
 ▫収入の変動リスクに備え、無理のない返済
  計画を立てる。
 ▫災害や設備修繕費などに対応できるよう、
  予備資金を確保する。

❒ 家計を定期的に見直す
 ▫収支バランスを確認し、必要に応じて借り
  換えや返済計画の見直しを行う。
 ▫固定費の削減や支出の最適化を意識し、返
  済負担を抑える。
 ▫収入の増加やライフイベントに応じて、柔
  軟に資金計画を見直す。

❒ 高耐震・高性能住宅を建てる
 ▫耐震性の高い住宅を選ぶことで、災害時の
  修繕費リスクを低減。
 ▫断熱・気密性能の高い住宅は、冷暖房費を
  抑え、長期的に家計負担を軽減。
 ▫高性能住宅は将来的な資産価値が高く、リ
  セール時にも有利。

 

福富住宅の「高耐震・高性能住宅」についてはこちらをご覧ください。
福富住宅の標準性能について

 

 

住宅ローン返済を成功させるために

住宅ローンは長期にわたる契約であり、将来的なライフスタイルや収入変化を見越した計画が重要です。
無理のない返済計画を立てることで、余裕を持った生活を送りながら資産形成を進めることができます。
今後のライフイベントを見据えつつ、自分に合った住宅ローンの返済方法を選び、計画的にローンを完済していきましょう。

本記事が、住宅ローンの返済計画を考える際の参考になれば幸いです。

 

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6. 【用語解説】

解説イメージ画像

 

本記事で使用した住宅ローン関連の用語について、簡単に解説します。

❒ 住宅ローン
 住宅を購入するために金融機関から借り入れ
 るお金のこと。通常、長期間にわたって返済
 する。

❒ 固定金利型
 借入時に設定された金利が完済まで変わらな
 い住宅ローンのタイプ。返済額が一定で計画
 しやすいが、変動金利よりも金利が高めに設
 定されることが多い。

❒ 変動金利型
 市場金利の変動に応じて、定期的に金利が見
 直される住宅ローンのタイプ。低金利で借り
 られるが、将来的に金利が上昇するリスクが
 ある。

❒ ミックスローン
 固定金利型と変動金利型を組み合わせた住宅
 ローン。リスクを分散できるが、借入時に慎
 重な計画が必要。

❒ 繰上げ返済
 予定の返済額以上に支払いを行い、元本を減
 らすことで総支払額を軽減する方法。一部繰
 上げ返済と全額繰上げ返済がある。

❒ 住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)
 住宅ローンを利用して住宅を購入した際に、
 一定の条件を満たすことで所得税や住民税が
 軽減される制度。

❒ GX志向型住宅補助金
 省エネルギー性能の高い住宅を建築する場合
 に受けられる補助金制度。ZEH住宅や長期優
 良住宅など、高性能な住宅を対象に補助金が
 交付される。

❒ 金利の借り換え
 現在の住宅ローンよりも低い金利のローンに
 変更することで、返済総額を減らす手段の一
 つ。金利が下がったタイミングや、借入条件
 が良くなる場合に検討する。

❒ ファイナンシャルプランナー(FP)
 資産管理やライフプランの相談を行う専門
 家。住宅ローンの返済計画や家計管理につい
 てアドバイスを提供する。

❒ 諸費用
 住宅ローンを利用する際には、借入額以外に
 もさまざまな諸費用が発生します。以下のよ
 うな費用が含まれます。

❒ 事務手数料
 金融機関に支払う手数料で、定額制(3万円
 程度)や借入額に応じた料率制(借入額の
 2.2%など)などの方式がある。

❒ 保証料
 ローンを組む際に、保証会社に支払う費用。
 金融機関によって異なり、一括支払いと金利
 に上乗せする方式がある。

❒ 登記費用
 住宅ローンの抵当権設定登記に必要な費用。
 司法書士報酬も含まれる。

❒ 印紙税
 住宅ローンの契約時に必要な印紙代。

❒ 火災保険・地震保険
 住宅ローンの借入条件として加入が必要なケ
 ースが多い。

❒ 団体信用生命保険(団信)
 ローン契約者が死亡・高度障害になった際
 に、残りのローンを完済するための保険。

 

 

 


 

イベント情報

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