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注文住宅|長期優良住宅のメリット&デメリット

公開日:2021/03/22(月) 更新日:2022/01/24(月) 家の性能

長期優良住宅の認定通知書が手元に届きました!

これで『耐震等級3』『断熱性能Ua値0.26』という性能が、公的に認められたことになります。

 

本日のブログでは、この【長期優良住宅】について、メリットとデメリットを、ざっくりとご案内致します。

少し長くなりますが、大切な家族を守る家についてのことですので、どうぞ最後までお目通し下さい。

 

長期優良住宅とは?

「長期優良住宅とは、長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備に講じられた優良な住宅のことです。長期優良住宅の建築および維持保全の計画を作成して所管行政庁に申請することで、基準に適合する場合には認定を受けることができます。」*国土交通省ホームページより

内容を詳しく知りたい方は、こちら ⇒ 国土交通省ホームページ 長期優良住宅のページ

長期優良住宅の概要を書いた写真*出典:住宅金融支援機構HP「長期優良住宅のご案内」

 

すごく簡単に言えば「耐震性や断熱性、耐久性などの国が定めた基準をクリアして、認定を受けた住宅」です。

この認定を受けると、一般の住宅よりもいくつかのメリットがあります。

 

 

長期優良住宅のメリット

 ◇その1 住宅ローンの優遇が受けられる!

FLAT35S金利Aタイプの条件の写真

長期優良住宅の認定を受けると、FLAT35S(金利Aタイプ)が選択でき、金利優遇を10年間受けることができます。

*令和3年3月22日現在 FLAT35S(金利Aタイプ)の場合、FLAT35の金利から、10年間金利-0.25%

 

<FLAT35ホームページでの試算>

借り入れ額:3000万円、借入期間:35年、ボーナス併用なし、金利:1.3%の場合で、
FLAT35 総返済額:37,356,564円
FLAT35S(金利Aタイプ)総返済額:36,636,926円

その差は、約72万円!

 

◇その2 税制上の優遇が受けられる!

住宅を新築・取得したときに、実はいろいろな税金がかかってきます。長期優良住宅の認定を受けると、その税金で優遇を受けることができます。

①住宅ローン減税 ~控除対処限度額の引き上げ~
 一般的な住宅:4,000万円 ⇒ 長期優良住宅:5,000万円

②所有権移転登記 登録免許税の引き下げ
 一般的な住宅:0.15% ⇒ 長期優良住宅:0.1%

③不動産所得税 ~課税標準かたの控除額の増額~
 一般的な住宅:1,200万円 ⇒ 長期優良住宅:1,500万円

④固定資産税 ~減額措置(1/2)適用期間の延長~
 一般的な住宅:5年間 ⇒ 長期優良住宅:7年間

 *国土交通省ホームページ 長期優良住宅にたいする税の特例(PDF)

 

◇その3 地震保険で割引が受けられる!

火災保険にセットで加入することができる地震保険料の割引を受けることができます。

取得する耐震等級により割引率はことなりますが、耐震等級3の場合の割引率は「50%」です。

 

◇その4 補助金が受けられる!

地域型住宅グリーン化事業の採択を受けたグループに属する中小工務店で木造住宅を建てた場合、補助金を受けることができる場合があります。長期優良住宅はこの制度の「長寿命型」に該当し、補助対象経費の一割以内の額で、住戸一戸あたり最大110万円が支給されます。

<注意!>「事業の採択を受けたグループに属する中小工務店」で建てた長期優良住宅が対象で、補助金額枠などがあり、条件を満たしていてもすべての住宅で補助金が受けられるとは限りません。

*福富住宅は、この採択を受けたグループに所属しており、「長寿命型」補助金の実績があります。

 

 

長期優良住宅のデメリット

メリットがあれば、もちろんデメリットもあります。

 

◇その1 着工までに時間とお金がかかる

一般の住宅に比べ、構造計算や断熱性能の計算、認定申請などの手続きが必要で、工事着工までに時間がかかってしまう。

長期優良住宅の手続きの写真

申請には、時間と費用がかかりますが、一概にはデメリットとは言えないと考えています。

これから先、ずっと過ごす住まいで、安心して快適&省エネにお暮らし頂くためには、構造計算による耐震性の確認や断熱性能の計算は必要不可欠だからです。

 

◇その2 建てた後のメンテナンスの記録が必要

認定申請の必要書類の中に「維持保全計画」があります。そこには、〇〇年後にどんな維持保全をするのかを記載するため、その計画に合わせた点検及び維持保全が必要となります。

ですが、もともと長くお住まいになる家です。しっかりと計画的にメンテナンスを行うことは、決して無駄ではないので、こちらもデメリットとは言い切れませんが…。

 

 

福富住宅では長期優良住宅が標準仕様です!

耐震等級3+制震、Ua値0.46以下、C値0.4以下、長期優良住宅、BELS☆☆☆☆☆、省令準耐火構造

2021年3月現在、上記の性能が、福富住宅では標準仕様です。

 

その家に住むご家族の安心・安全を守り、快適に、健康的に、末永くお過ごし頂くために必要不可欠だと考えているからです。

 

2021年3月22日、新たな新築工事が始まりました。

その工事の様子は、「施工事例 ⇒ 現場レポート ⇒ はじまりの家」にて、随時更新していきます。

どうぞ、住まいが出来上がっていく様子をご覧ください。

★注文住宅【はじまりの家】工事の様子はこちら! 新築工事現場からのリポート

 


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