足利市の工務店、福富住宅の渡邊雄二です。
『住まいの性能 用語解説』と題して 住宅の性能につかわれる言葉についてご紹介!
家づくり計画のご参考として頂けましたら 幸いです。
住まいの性能 用語解説 【気密性を表すC値】
前回のブログで、気密は空気を密閉すること、気密性はその密閉度とご案内しました。
住まいの性能 用語解説 ~気密と気密性~
今回は、この密閉度=気密性を表すC値について、ご案内いたいます。
C値は すき間の量
C値は「相当隙間面積」といって、1㎡あたり何ⅽ㎡のすき間があるのかを表しています。
C値は、すき間の大きさを表しているため、
数値が小さい(C値が小さい) ↓ 隙間が少ない ↓ 密閉度が高い ↓ 気密が良い=高気密
C値を知るには、測定が必要
また、断熱性能を表すUa値は、図面をもとに計算で求めることができますが、C値はその家その家で、実際に測定しないとわかりません。
この測定は、「気密測定」と呼ばれ、ファンのついた筒状の機械を使います。
まずは、玄関ドアや窓を閉めます。続いて、換気用の穴などをテープなどでふさぎます。
続いて、窓の近くに機械を設置し、筒状の周りもふさぎます。 これで、筒状の中以外には目に見える隙間がない状態になります。
この状態で、筒状の中についたファンを回し、室内の空気を強制的に外に出します。
すると、目に見えない小さなすき間から空気が引っ張られ、室内に入ってきます。
その入ってきた空気の量を測定し、面積で割り算したものが、相当隙間面積C値となります。
入ってきた空気の量では、家の大きさ・面積によって、入ってくる量がかわってしまうので、1㎡(1m×1m)の面積に換算します。
そのため、相当隙間面積C値に、面積を掛け算したものが、その家のすき間の合計面積となります。
前述した通り、気密性を表すC値は、その家で実測しないとわかりません。
つまり「気密性の良い家にする」ために工事をしないと、「気密性の良い住まい」にすることはできません。
さらに、この相当隙間面積C値は、断熱性を表すUaとセットで大切な数値です。
どうして、断熱性を表すUa値と、気密性を表すC値がセットで大切なのかは、次回のブログでご紹介します。お楽しみに!
◇住まいの性能 用語解説ブログ ~断熱&断熱性~ ~断熱性能を表すUa値~ Ua値の基準 Heat20 Ua値って、いくつがいいの? ~気密と気密性~
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