足利市で家づくりをしている工務店 パッシブデザイン設計 耐震等級3+制震、高断熱・高気密で、 省エネ性に優れた住まいをご提案! 有限会社 福富住宅 代表の渡邊雄二です。
足利市の注文住宅 【建て方作業 1日目】
すっきりとした秋晴れ!ではないのが 少し残念でしたが、 明後日の大安吉日の上棟に向け、 本日、建て方作業の1日目でした。
写真↑の『い1』は「番付」と言われる 場所を表す記号です。
家の東から西に向かって 「い、ろ、は、に、ほ、へ…」と続きます。 また、北から南に向かって 「1、2、3、4、5…」となっています。
写真は「い通り1番」で、 家の北東の角の部分を撮影したものです。
大工さん手仕事による”刻み”から、 工場加工のプレカットに変わっても、 「いろは」は昔のまま。何故でしょうか。
この「いろは」に慣れるのも一苦労でした。 今では慣れましたが、私も若かりし頃は、 大工さんに「た通り!」と言われても、 家のどの辺りか検討もつかずに、 指を折りながら、時には指差ししながら 「いろはにほへとちりぬりぬるをよたれ…」 と数えていた事を思い出しました。
ここで、ちょっとだけ、建て方で使われる 道具をご紹介いたします。
こちら↑は、建て方作業で使う道具で 「かけや」と呼ばれています。 以前は木でできた大きなハンマーでしたが、 今では中にお守りの入ったゴム製の物が多くなりました。 このかけやで、木材の接合部などを叩いて、 木材を組み上げていきます。
こっち↑は「下げ振り」という道具。 左から2本目の柱の右に立っているものです。 これは、柱を真っ直ぐ(垂直)にするための 定規となります。 柱は番付にあわせて建てていくのですが、 建てただけでは、真っ直ぐではなりません そのため、基準となる柱に下げ振りをつけて垂直にして、仮固定をします。
この後作業が進み、耐力壁や火打ちなどが 施工されると、建物が固定されるため、 仮固定した部材は取り外されます。
下げ振りは、四角い筒状の棒の中に、 先端が尖っている重りがついた糸が 下がっていて、その糸と柱までの間隔を 測り、垂直を出します。
レッカー車を使って組み上げていく作業に 比べると、地味な作業ですが、 ここをキチンと工事しないと、 家が曲がって建ってしまうため、 実はとても大切な工程です。
どんなに高性能な家も、 デザインに優れた家も、 こうした大工さんの技術によっては、 支えられています。
大工さん、リスペクトです! 大工の過程に育ちながら、手先が不器用と 言われ、職人になる道を諦めた私にとっては 職人さん、得に大工さんは憧れの存在です!
上棟まで後2日。 安全第一で、正確かつ丁寧な工事をよろしくお願い致します。
★これまでの工事の様子はこちら↓足利市の注文住宅 ほぼ平屋の家 現場レポート
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