足利市で家づくりをしている工務店 パッシブデザイン設計 耐震等級3+制震、高断熱・高気密で、 省エネ性に優れた住まいをご提案! 有限会社 福富住宅 代表の渡邊雄二です。
足利市の注文住宅 【耐力壁の釘留め 3つのポイント】
下屋と言われる一階部分の屋根に先行して、 地震に対抗する耐力壁の施工の様子です。
福富住宅で標準採用している 「スーパーウォール工法」の壁パネルは、 耐力壁となる面材と工場生産された断熱材が、 一体のパネル状になっています。
耐力面材に貼られた制震テープの剥離紙を 剥がし、屋外側からパネルをはめ、 所定の釘(太め釘 N-50)で留めつけます。
この時の 施工のポイントは三つ。
◇其之壱 両面接着になっている制震テープをしっかりと 押さえて、きっちりと貼り付ける。 ↓ せっかくの制震テープも付きが悪いと効果が 悪くなってしまいます。上から叩くように抑え ガッチリ接着させます。
◇其之弐 釘を留める順番は、 真ん中から外側に向かい、放射線状に留める。 ↓ スマホの保護フィルム張りもそうですが、 真ん中から外に向かって、空気を押し出すよう に留めると、合板のゆがみが少なくなり、 気密測定の数値が変わってきます。
◇其之参 エア工具で留めるときに、空気圧を少し弱めに 調整。最後は金槌を使って人力で打つ。 ↓ これには2つの効果があります。
①合板への釘の減り込み過ぎを防ぐ。 地震で揺らさせた時、合板を伝わって、 釘にはせん断力が働きます。 釘がめり込んでいると、 伝わる力が小さくなってしまい、 計算通りの力を発揮することができません。
②制震テープをしっかりと押さえる。 エア工具で止めつけると、その反動で、 少しだけ弾む様な感覚があります。 その時、ほんの少しだけ、合板と柱の間に 隙間が出来てしまうことがあります。
最後に人力で打ち込むと、 グッと締まる様子を目視できます。
②と③の作業は、書くのは簡単ですが、 実際に作業すとる、以外と大変です。
しかし、このポイントをしっかりと行う事で、 計画通りの耐震性や気密性を確保する事が 出来ます。(これだけではないのですが。)
何事も、手間暇をかけて、 正確に作業する事が大切です。
*今日もお天気に恵まれ、絶賛工事中!
下の写真は、釘のアップです。 「50」と刻印されているのがわかりますか? 太め釘N50という、構造用に使用する釘だと わかるようになっています。
この釘のめり込み過ぎは、NGです。
そんな手間暇をかけたお住まいの工事中を ご覧頂く見学会を開催いたします! ぜひ、ご自身の目で、お確かめ下さい。 ↓
★★★工事中の家 見学会★★★
12/3(土)、4(日)、10(土)、11(日) 10:00-11:30 13:00-14:30 15:00-16:30 足利市福富町
足利市福富町にて、工事中のお住まいを ご覧頂ける見学会を開催致します。 参加ご希望の方は、下記お問合せフォームに ご希望の日時を記入してください。
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