パッシブデザイン設計 耐震等級3+制震、高断熱・高気密で、 省エネ性に優れた住まいをご提案! 有限会社 福富住宅 代表の渡邊雄二です。
福富住宅 耐震性の標準仕様 【耐震等級3+制振】
本日、とあるプレカットを取扱う会社さんの訪問がありました。
私たちだけではなく、家づくり計画中の方も 気になっているだろう、木材や合板の価格や 納期のこと、取り扱い材種のことなど 色々とお話させていただきました。
その中で、耐震性という話題も。 以前と比べて、耐震性能に対する関心は 上がってきているそうですが、全体とすると まだまだのようです。
現在、福富住宅では【耐震等級3+制振】が 標準仕様です。残念ながら、耐震等級1や2は お選びいただくことができません。
これは、平成29年末に、構造塾の佐藤実さんの 話を聞く機会があり、その帰り道に「これからは耐震等級3にしなくては!」と誓ったことがきっかけでした。
自社なりに耐震性には気を使ってきたつもりでした。耐力壁の量を2倍程度としたり、 四分割法のほかに偏心率計算を行ったり…。
ですが、熊本地震での益城町の被害状況を 知ってしまった以上、耐震等級3以外の選択肢がなくなりました。
ですので、耐震等級3です。
その耐震等級3の強さを活かすために 制振仕様も標準としています。
大きな地震で、建物が大きく揺れることが 建物が壊れてしまう原因の一つです。
こんなイメージです。 右の絵では、左に転びそうです。人の場合には、倒れそうな方向へパッと足を踏ん張れば倒れませんが、家は基礎が地面に固定されている状態。足を押さえられている状態です。
地震の力でおされても、揺れないように耐えるのが、耐震です。いわば、耐震等級3の家は、鍛え上げた鋼の肉体のようです。
同じ力を受けても、その揺れる幅を小さく抑えることができるのが、制振です。
イメージとすると、こんな感じでしょうか? 押されても倒れないように補助してくるもの。傾きはするけど、倒れにくくなります。
しかし、あくまで補助ですので、より大きな力で押されてしまえば、倒れてしまいます。
そのため、まずは耐震等級3で、揺れにくい頑丈な建物として、その補助として制振を導入することが大切です。
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