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住まいの性能 用語解説 ~漏気と気密~

公開日:2023/03/12(日) 更新日:2023/03/19(日) 社長ブログ

足利市の工務店、福富住宅の渡邊雄二です。

『住まいの性能 用語解説』と題して
住宅の性能につかわれる言葉についてご紹介!

家づくり計画のご参考として頂けましたら
幸いです。

住まいの性能 用語解説
【漏気と気密

 前回は、「換気と気密」についてのお話でした。今回は【漏気と気密】です。

「漏気」?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんね。
簡単にご説明いたします。

「空気を入れ替えよう」と思って、窓をあける換気とは違い、読んで字のごとく、こちらの意思とは関係なく、漏れ出てしまう空気の事をいいます。

漏気は、”室内と屋外の温度差”や”外に吹く風”などにより起こります。

そのため、下のような青字の条件の時には、漏気により漏れ出てしまう量が多くなります。

 ・室内と屋外の温度差が大きい‥①
 ・風あたりの良い場所に建っている‥②
 ・外を吹く風が強い‥③
 ・密閉度が低く、気密性が悪い‥④

反対に、下のような緑字の条件の場合には、漏気により漏れ出てしまう量が少なくなります。

 ・室内と屋外の温度差が小さい‥①
 ・風あたりの悪い場所に建っている‥②
 ・外を吹く風がない(弱い)‥③
 ・密閉度が高く、気密性が良い‥④

上に書いた条件のうち、ご自身で選ぶことができるのは、④の気密性だけです。

もちろん、建物を建てる場所を選ぶときに、風当りなどの周辺環境を選ぶことはできます。

しかし、建てた後にお隣が空き地になってしまうこともありますし、外を吹く風の強さを調整することもできません。

私たちの暮らす足利市やその周辺地域では、冬になると『からっ風』と言われる、乾燥した強い風が吹きます。

お隣の桐生市には「からっ風カリン」というお菓子もあるほどです。

そんな風の強いエリアで家を建てる時には、建物の密閉度を高めて=気密性を良くして、漏気の少ない家をつくることが大切ですね。

以上、【換気と気密】についてご案内しました。次回は、窓を閉めた状態でも、部屋の空気が漏れてしまう?【漏気と気密】について、ご説明いたします。

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