足利市で家づくりをして52年。
「パッシブデザイン設計で、夏涼しくて、冬暖かい住まいづくり」をご提案している地元の工務店。
有限会社 福富住宅 二代目代表の渡邊雄二です。
先日、関東を震源とする大きな地震がありました。
足利市周辺では大きな被害はなかったようですが、東京では停電や電車の遅延などの被害がありました。
ちょうどその時間、私は自宅のリビングに居たのですが、突然大きな警告音がスマホから鳴り響き、間もなく大きな横揺れを感じました。体感的には長く揺れているように感じ、2011年の東日本大震災の時のことを思い出してしまいました。
日本は地震大国といわれています。いつ、どこで、どんな大きさの地震が起こるのか、わかりません。まして、その地震でどんな被害がでるのか、考えると恐ろしくもあります。その恐ろしさには、地震で感じる揺れそのものはもちろんですが、地震によって「家が倒壊しないのか?家具が倒れてこないのか?」という、自分や家族の命の危険を感じることからも含まれます。
私たち福富住宅の仕事は、家をつくることです。
新築のご相談で、「耐震等級3って必要ですか? 高くもなるし、過剰では?」という質問を受けることがあります。
その時の私の答えは決まっています。
「耐震等級3は必要です。一択で、耐震等級3です。」とお応えしています。
2016年の熊本地震で、耐震等級3の必要性が明らかにされたと、私は考えています。
一般社団法人 くまもと型住宅生産者連合会という団体が、『熊本地震を教訓に。耐震等級3のススメ』というサッシをWEB上で公開していて、耐震等級3普及のため、無料でダウンロードできるようになっています。*ブログの最後にリンクがあります。ご興味のあるかたは、ぜひご一読ください。
*(一社)くまもと型住宅生産者連合会「熊本地震を教訓に。耐震等級3のススメ」より引用させて頂きました。
この資料によると、2000年以降に建てられた住宅でも、全壊や倒壊をした住宅が存在しています。そのまま住むことができないどころか、建て替えレベルの損傷を受けてしまっている住宅です。
一方、その母数は少ないですが、耐震等級3で建てられた家は、全壊や倒壊をした住宅は0棟で、地震のあとでも多少の修繕で住み続けることができたのです。
熊本地震では、本震余震で震度7以上の大きな地震が、繰り返し起きました。一度目の震度7には耐えた家も、2度、3度と大きな地震にあうと、全壊や半壊の被害になってしまったようです。
この事実を知った時から、私の答えが決まりました。耐震等級3一択です。
耐震等級3とするためには、構造計算が必要なため、プランニングの制約や計算するための時間や費用が必要となります。ですが、たとえお金と時間がかかたとしても、その家で暮らす家族の命を守ることを優先するべきだと考えています。
さらに、耐震等級3にすることは、家を建てようと考えている方が、選択することではなく、家をつくる仕事をしている人が、その仕事の責任として、その家で暮らす家族の命を守るために、取り組むことだと考えます。
地震大国日本では、地震をなくすことはできません。
しかし、耐震等級3という、地震による被害を抑える方法があります。
地震での建物倒壊の怖さをなくす「耐震等級3」
あなたの大切な家族の命を守る「耐震等級3」
これから家づくりを検討・計画される方は、「耐震等級3」を計画の必須条件に加えてください。
また、耐震等級を選択させる業者ではなく、当たり前に「耐震等級3」の家を建てる業者を選択してください。
日本全国の住まいが「耐震等級3」になれば、地震大国日本で地震による被害が激減する日が来るかもしれません。
そうなる日を願って、福富住宅は、当たり前に「耐震等級3」の家をつくり続けていきます。
私たち福富住宅は、
「いつもの暮らしを、いつでも、いつまでも。」をコンセプトに
それを実現するために、5つのキーワードに基づいた住まいづくりをご提案しています。
同じ志を持ったパートナー会「チーム・スマイル」と共にお客様の暮らしに寄り添う、顧客密着の工務店です。
お住まいに関するご相談は、 (業務内容) (対応エリア) ※しつこい営業は一切行っておりません |