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電気料金の明細書の正しい見方ご存じですか?

公開日:2022/12/22(木) 更新日:2023/01/24(火) スタッフブログお金(資金計画・住宅ローン)

足利市の工務店、福富住宅の大竹です。

電気代の高騰と連日の寒さが重なり、
■ 電気代を節約して暖かく過ごす方法
■ 電気代を抑える方法〇選!
■ 省エネ家電特集!
などど、節電の情報が毎日沢山発信されていますね。

わが家でも節電を心がけていたのですが、
11月の電気代は去年より、2,700円も上昇↑↑
思わずまじまじと、電気料金の明細書を眺めてしまいました。

そこで今回は、
『電気料金の明細書の見方』をご案内したいと思います。

電気料金明細書の写真
出典:東京電力

上は東京電力の明細書なのですが、
赤枠の部分でわからないものがあるという方はご注意を!

ここは電気料金の仕組みを知ることができる、大切な部分です。この後解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

● 基本料金
● 電力量料金
● 燃料費調整額
● 再エネ賦課金

またあわせて、各項目ごとのポイントや節電対策もご紹介していきます!

1. 基本料金

基本料金は、契約したアンペアやボルトアンペアごとに固定で設定されている料金です。
契約アンペア数が上がると、基本料金も高くなります。

また電力会社の中にはアンペアではなく、
『最低料金』で設定し請求している会社もあります。

 Point !! 

お子さんの独立などで大幅に電気の使用量が減ったご家庭は、契約アンペアを小さくすることで、基本料金を下げることができるかもしれません。ご自宅の契約アンペア数と電力会社の基本料金を、チェックしてみてくださいね!

 

2. 電力量料金

イラスト

実際に使った電気に対して支払う料金です。
ほとんどの電力会社は、電気の使用量に応じて電力量単価が高くなる『3段階制度』を採用しています。

例)
3段階制度の単価が下記の時、
1カ月の電力使用量が300kWhだった場合

■第1段階料金 120kWhまで 20円
 20円×120kWh=2,400円

■第2段階料金 120kWh~300kWhまで 25円
 25円×180kWh=4,500円
 (300kWh-120kWh)

■第3段階料金 300kWhを超過 30円
 30円×0kWh=0円

電力量料金は、6,900円になります。

 Point !! 

電力自由化後は、電力会社ごとに色々な料金プランが設定されています。契約している電力会社の新プランを確認したり、電力会社を変更することで、電気料金を下げることができるかもしれません。ぜひ最新の情報をチェックしてみてください!

 

3. 燃料費調整額

燃料価格は世界情勢によって変動するため、電気料金を固定してしまうと、電力会社や発電事業者が燃料価格変動分の差額を負担しなければなりません。

それでは電力会社や発電事業者が経営を続けられないので、燃料価格の3ヵ月分の平均価格を基準価格と比較し、高ければ燃料費調整額を上げる、低ければ下げる、というように調整をして、電気料金に反映させています。

 Point !! 

上記の仕組みで燃料調整費が適用となるのは、オール電化の契約をされている方です。
(スマートライフ等)

ガス給湯器やガスコンロをご使用のご家庭では、燃料調整費に上限が設定されています。2022年6月時点で、東北・北陸・関西・中国・ 四国・沖縄電力の6社で、既に上限に達しています。

今後価格が高騰した場合、その分の負担は、電力会社が行うことになります。
ですので一応値上がりは止まった!と言えるのですが、このままずっと高止まりする可能性もあるので、喜べないのが現状です。

 

4. 再エネ賦課金
(再生可能エネルギー発電促進賦課金)

イラスト

再エネ賦課金は、国が太陽光発電などの再生可能エネルギーによる発電促進のために設置したものです。

現在大手電力会社は国の指示により、太陽光発電などの再生可能エネルギーで発電された電力を他の電力よりも高値で買い取っています。

そこで出る差額分を、国内で電気を使用する私達が再エネ賦課金として負担しています。

 Point !! 

再エネ賦課金は毎年単価が決まっていて、その月の使用電力量に乗算されて請求されます。
つまり、電気使用量を抑えることができれば、再エネ賦課金も安くすることができます。

また太陽光発電で自家消費した場合は、電気料金と再エネ賦課金の負担を抑えることもできす。

 

まとめ

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基本料金・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の4つの料金を合せた金額が、毎月の電気料金として私達に請求されています。

近年は電力量料金の単価そのものの値上げや、燃料費調整額、再エネ賦課金も大幅に値上がっているので、節電対策をしても、中々それが電気代に反映されなくなっています。

わが家も明細を確認した結果、今年の使用量の方が少ないのに、電気料金が高いという結果でした。(>_<) ガッカリ

電気代の高騰はこれからも続くことが予想されています。家を新築される際には、電気代のなるべくかからない省エネ住宅』を建てることをおすすめします!

また既に家をお持ちの方は太陽光発電』『蓄電池』の導入、『住宅の断熱リフォーム』などをご検討されてみてはいかがでしょうか?

私達の生活に欠かすことのできない電気。
上手に付き合っていきたいですね(*'ω'*)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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この記事は、栃木県足利市の工務店(有)福富住宅の大竹がお届けしました。
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『命を守る家づくり』を誓いとし、これまで足利市周辺エリアで数多くのお客様の住まいづくりのお手伝いしてまいりました。地元の工務店だからこそわかる『地域特有の気候』や『周辺環境』を踏まえた上で、弊社独自のノウハウを活かし、安心・安全・快適・省エネにお暮らし頂ける住まいをご提案しております。
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